家で栗きんとんを作る時、「クチナシの実：1個」という材料がレシピにあることがありますね。
このクチナシの実、どこで買えるのか、どうして使うのかが気になるかもしれません。
この記事では、クチナシの実がどこで手に入るのか、例えば100円ショップや近くのスーパーで見つかるかどうかをお教えします。
また、栗きんとんを作る時にクチナシの実がとても大切な理由や、クチナシの実の代わりにサフランやターメリックを使って色をつける方法についても説明します。
【クチナシの実の使い方】スーパーで買える自然の色素とその活用
クチナシの実は、日本の昔から使われている自然な色付け材料です。
この実にはクロシンという名前の色素が含まれていて、乾燥させた後に細かく砕いて水に浸すと、食べ物に黄色や金色をつけることができます。
特におせち料理の栗きんとんやたくわんなどがきれいに色づきます。
クチナシの実はどこで買えるのかというと、多くのスーパーの香辛料コーナーで見つけることができますが、100円ショップではあまり売っていないことが多いです。
一部のダイソー店舗で見かけることもあります。
この実は11月から12月に収穫されるため、この時期には新鮮なものが手に入ります。
また、自宅でガーデニングを楽しむ方は、クチナシの実を育てることもできますが、収穫が遅れると小鳥に食べられてしまうことがあります。
■クチナシの実の使い方
クチナシの実から色を引き出すには、お茶のパックに実を入れて綿棒で軽くたたいて割ります。
これを栗きんとんを作るときに加えると、食材が美しい黄色に染まります。
クチナシの実には味や香りがないため、料理の味を変えることなく使うことができます。
また、水に溶けやすいので、ぬるま湯に20分ほど浸すだけで色が出てきます。
クチナシの実に含まれるクロシンは、緑黄色野菜に多いβカロテンと似た成分で、安全性が高いです。
まるで味や香りのない人参を使うように、安心して料理に色を加えることができます。
【栗きんとんのカラフルな作り方】クチナシの実以外で色付けする方法
スーパーマーケット（イオンや西友など）で、クチナシの実が5個入り100円から200円で売られていることがありますね。
でも、インターネットのAmazonでは、同じクチナシの実が400円以上で売られていることもあります。
これは、公式の価格が設定されているため、店舗より高くなることがあります。
家にある他の調味料でクチナシの実の代わりになるものを探したことはありますか？
クチナシの実の代わりには、サフランやターメリックを使うことができます。
これらは栗きんとんに黄色をつけることができますが、サフランはあまり苦くなく、ターメリックは少し苦い味がします。
これらには独特の香りがあり、クチナシの実ほど栗きんとんには合わないかもしれませんが、辛い料理やカレーには良く合います。
どちらかと言えば、サフランの方が栗きんとんに使うと良いでしょう。
栗きんとんにはやはりクチナシの実が最適ですが、サフランもそれなりに役立ちます。
もしクチナシの実が手に入らない時のために、栗きんとんのレシピを紹介します。
クチナシの実がない場合は、栗の甘露煮のシロップを使うと良いです。
このシロップは元々クチナシの実の色を含んでいるので、栗きんとんを作る時に味が変わりにくいです。
栗きんとんを作る基本的な材料は以下の通りです。
- 栗の甘露煮：10〜12個
- さつまいも：1本（約300g）
- 甘露煮のシロップ：大さじ3
- 砂糖：大さじ2
- ハチミツ：小さじ1
- 塩：少々
甘露煮のシロップを使うと、栗きんとんの色は完全には鮮やかになりませんが、それでも十分に美味しく楽しむことができます。
シロップはすでに甘いので、味を整えるために砂糖やハチミツを加えることができます。
小さい子どもがいる家庭では、ハチミツの代わりに砂糖を使うことをお勧めします。
まとめ
お正月のおせち料理で人気の栗きんとんを作る時、もしクチナシの実が手元にない場合、どうすればいいのかを今回はご説明します。
クチナシの実の入手方法や代わりに使えるもの、クチナシの実を使わない栗きんとんの作り方についてお話ししました。
各方法には良い点と気をつける点がありますので、ご家庭の状況に合わせてどの方法が最も適しているかを選んでみてください。
