パプリカを使用したピクルスの作り方をご紹介します。
パプリカは茹でてからピクルスに加えるべきか、それとも生のままで良いのか、迷われる方もいるでしょう。
そこで、ここでは生と茹での両方の方法をご説明します。
赤や黄色のパプリカを使用したピクルスの詳しい作り方、保存時の温度管理(常温、冷蔵、冷凍のいずれか)や保存期間についての重要な情報もお伝えします。
これらの情報が、保存中の不安を解消し、安心して美味しいピクルスを楽しめるお手伝いができればと思います。
パプリカピクルスの作り方と保存方法:切り方と茹でる/茹でないレシピのご紹介
パプリカの切り方:ストリップカット
ピクルスを作る際には、パプリカはストリップカットが適しています。
この切り方は、冷蔵保存時にタッパーや瓶に入れやすく、見た目も美しく保たれます。
鮮やかな赤や黄色のパプリカを使用し、目にも鮮やかなピクルスを作りましょう。
色に関わらず保存期間は同じです。
茹でたパプリカのピクルスレシピ
材料
- ピクルス液:米酢1カップ、水1カップ
- 調味料:砂糖大さじ5、塩小さじ2、オリーブ油小さじ1
- ローリエ2枚
作り方
- パプリカを短時間(30秒から1分)沸騰したお湯で茹でる。
- 酢と水を1:1の割合で混ぜ、調味料を加える。
- ローリエを入れたピクルス液とパプリカを中火で煮立てる。
- 煮立ったら火から下ろし、粗熱を取る。
- 粗熱が取れたら、タッパーに移し冷蔵庫で2時間冷やす。
このピクルスは一晩寝かせると、味がより染み込みます。
茹でないパプリカのピクルスレシピ
材料
- ピクルス液:米酢2カップ、水2カップ、塩小さじ2
作り方
- パプリカをストリップカットにする。
- 酢と水を1:1の割合で混ぜ、塩を加える。
- ローリエ2枚を加える。
- ピクルス液とパプリカを混ぜ、一日漬け込む。
茹でずに作るピクルスは、一日漬けることで適度な味わいに仕上がります。
市販の即席ピクルス液を使用する場合も同じ手順で作れます。
自家製パプリカピクルスの保存方法と瓶詰めの手順
常温での保存期間
- 瓶詰め(未開封):1週間
- 瓶詰め(開封後):3日
- タッパーでの保存:不適切
市販のピクルスは煮沸消毒と脱気処理により長期保存が可能です。
しかし、自家製ピクルスはこれらの処理を施さず、しばしば瓶詰めやタッパーで保存されます。
ただし、タッパーでの常温保存は適さないため、未開封の瓶詰めでは1週間、開封後は3日が保存の目安です。
瓶詰め時の煮沸消毒と脱気の方法
ピクルスを長持ちさせるためには、瓶の煮沸消毒が不可欠です。
瓶を沸騰したお湯で10分以上加熱し、瓶内の空気を抜いて密封度を高めることが重要です。
この処理により細菌やウイルスの大部分が除去され、ピクルスの保存期間が延びます。
市販のピクルスが長持ちする理由も、このような処理と特定の酢の使用によるものです。
自家製パプリカピクルスの冷蔵と冷凍保存方法とその期間
冷蔵での保存方法と期間
- 瓶詰め保存:未開封で2週間、開封後は1週間
- タッパー保存:最長1週間、3日以内の消費を推奨
自家製ピクルスは、味が馴染むため一晩寝かせると良いです。
短期間で消費する場合はタッパー保存が便利ですが、作りたてのピクルスを冷蔵庫で保存するのが一般的です。
1週間以上の保存を考えるなら、瓶詰めが適しており、煮沸消毒と脱気を施すことで、冷蔵保存時には最長1か月の保存が可能です。
市販のピクルスとの違い
市販のピクルスは半年から1年の保存が可能ですが、これは厳しい衛生管理と検査が行われているためです。
適切な方法で作った自家製ピクルスは、場合によっては3か月程度保存可能ですが、通常は最大1か月の冷蔵保存が推奨されます。
冷凍での保存方法
- 冷凍保存:フリーザーバッグで最大2か月
一般的に自家製ピクルスの冷凍保存は推奨されません。
ピクルスはもともと保存食として開発され、大量に作る場合を除き、冷蔵保存が一般的です。
冷凍は、消費できない量がある場合や業務用での長期保存が必要な場合に限られます。
まとめ
ここでは、パプリカを使ったピクルスの作り方と保存方法を紹介します。
パプリカは生で使うことも、茹でてから使うこともできます。
一般的にはストリップカットがおすすめです。
生で作る場合、パプリカを切ってピクルス液に1日漬けるだけで完成します。
茹でる場合は、短時間茹でてからピクルス液で煮立てます。
保存方法としては、冷蔵庫で保存し、未開封の瓶詰めなら最長2週間、開封後は1週間以内に使い切るのが良いでしょう。
自家製ピクルスは市販のものに比べて保存期間が短くなりますが、適切な保存方法を守れば、安全かつ美味しく楽しむことができます。